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愛犬ダイコクの一番愛らしかった思い出

私が飼っていた愛犬は今はもういませんが、ダイコクという名前の柴犬でした。初めてのペットということもあり勉強もたくさんした上で一緒に暮らす決断を下しました。そしてしばらくすると、この可愛さをたくさんの人に見てほしいというおそらくあるあるの感情が出てきて、インスタグラムのアカウントを開設しました。

インスタグラムをやって良かったなと思ったのは、他の柴犬のことが知れた点です。私はそれまで、ダイコクがする行動は犬だからなのか、それともダイコクだからなのかわかりませんでした。何しろ初めてのペットですからね。しかし、インスタグラムで他の柴犬たちを見ていると、ダイコクだけしかしない行動がわかりました。このときに、より一層の愛おしさを感じたことを覚えています。犬だからするのではなく、彼個人、というか個犬だからすることなのだと思うと、個性がより際立って愛情が爆発していきました。

それからは、ダイコクの個性を見つけるたびに写真や動画を取り、どんどんインスタグラムにアップしていきました。典型的な親バカです。飼い主的にはダイコクはかなり個性が強いと思っており、最初はヤンキー気質でしたが、途中から芸人気質になっていきました。人間から見て面白い行動をたくさんとって笑わせてもらいましたし、その動画はパソコンにもスマホにも、クラウド上にもインスタグラムにも残っています。なぜか人気になった動画は、リールですが308万回再生されました。今もときどき何語がわからない言語で外国の方からコメントをもらいます。

今は亡きダイコクですが、ダイコクだけを静かに愛せるよう、これから他のペットを飼う予定はありません。よく、ペットロスが嫌だからと飼わない人がいますが、私は違います。ダイコクは迎えたときから死ぬことを覚悟して飼いましたから、それは理解しています。ただ、自分の体調や、ただひとりを愛するために飼わないのです。今でもスマホの写真を見て癒されています。