Site Overlay

物の名前で区別ができた賢い愛犬

私はシェルティ(シェットランドシープドック)を飼っています。今は3代目のシェルティを飼っていますが、今回は、2代目のシェルティとの思い出話です。その愛犬は、とっても賢い子でした。犬はおもちゃのことは理解していても、名前で区別をして理解するのはできないといいます。ですが、愛犬は20個ほどある愛犬のぬいぐるみの名前をすべて覚えて、区別することができる犬でした。

「わんちゃん、持ってきて」 「イルカもってきて」 「わんわん、もってきて」など愛犬に話しかけると、正しくそのぬいぐるみを持ってきていました。新しいぬいぐるみを買っても、すぐにそのぬいぐるみの名前を覚えます。私のすぐそばに言われたぬいぐるみを持ってきては、『ねぇ、投げて』と言わんばかりに、嬉しそうな顔をしてくわえてくるかわいい顔を今でも思い出します。

ぬいぐるみだけではなく、「ボクシングしようか?」というと、座布団を引っ張ってきます。それを私が持ち上げると、愛犬も立ち上がり、座布団の上の方にかみつき、引っ張り合い・押し合いをします。うちではそれを「ボクシング」と言っていたので、そう覚えたのでしょう。座布団なら何でもよいというのではなく、必ず、同じ座布団を持ってきていました。

 愛犬が虹の橋を渡った後に、犬はぬいぐるみやおもちゃを理解していても、それらを名前で区別はできないというのをテレビのある番組で知りました。他にも人の表情や言葉をよく理解している素振りがあったのもあり、その番組を見ながら、頭の良い子だったんだなと懐かしく思い出したのを覚えています。

 小さなころからその日あったことを愛犬に話しかけ続けたことが良かったのでしょうか? いまだにわかりませんが、犬は飼い主のことを良く見ています。持ってきてほしいと思ったぬいぐるみの方を見る私のしぐさを、敏感に感じ取っただけなのかもしれません。ですが、当時、愛犬とのコミュニケーションがしっかりとれていたからこそなせる技だったんだろうなと思います。